2010年4月24日(土)、本協議会初の試みとして「FD活動の報告会」がおこなわれた。「FD活動の報告会」は、会員校で組織的に実施されているFDや教育改善の取り組みを、ポスター発表の形式で情報交換することに加え、各発表に対して組織間で簡潔なコメントを交換するピアレビュー活動を取り入れた、これまで前例のない試みである。本年度は、幹事校を中心に17の発表があったが、報告会の開始から終了まで活発な意見交換がおこなわれた。
ポスター発表の原稿は、本協議会の活動成果として対外的に発信するため、MOST内のKEEP Toolkitを使ったスナップショットとして作成することが推奨された*。以下のリンクから、各発表のポスター原稿を閲覧できる。
*MOST(https://online-tl.org)は、大学教員研修支援のため、京都大学が2009年11月に構築したオンラインシステムである。
■発表校のポスター一覧(画像をクリック)
■「FD活動の報告会」発表校一覧
- 01 同志社大学 勝山 貴之(教育開発センター)
- 『同志社大学におけるFD活動について -シラバス整備を中心に-』
- 02 大阪府立大学 星野 聡孝(高等教育開発センター)
- 『学生と教員との架け橋となる活動を目指して -授業アンケートと情報発信を例に-』
- 03 大阪大学 山成 数明・服部 憲児(大学教育実践センター)
- 『大阪大学大学教育実践センターの多様なFD活動の取り組み』
- 04 立命館大学 井上 史子・金剛 理恵・沖 裕貴・安岡高志(教育開発推進機構)
- 『新任教員を対象とした実践的FDプログラムの開発と評価』
- 05 関西大学 池田 勝彦・三浦 真琴(教育開発支援センター)
- 『三者協働型アクティブ・ラーニングの展開 -学生の「考動力」育成をめざして-』
- 06 大阪市立大学 矢野 裕俊(大学教育研究センター)
- 『全学FDと部局FDの連携』
- 07 神戸大学 米谷 淳(大学教育推進機構)
- 『全学共通教育「ピアレビューウィーク」と全学FD実質化』
- 08 龍谷大学・龍谷大学短期大学部 松本 和一郎(大学教育開発センター)・野澤 信孝(教学企画部)
- 『各学部が主催する「FD報告会」の実施について』
- 09 京都大学 大塚 雄作(高等教育研究開発推進センター・FD研究検討委員会WG2)
- 『京都大学のFD2009』
- 10 藍野大学 平山 朋子(医療保健学部 理学療法学科)
- 『理学療法教育におけるOSCEリフレクション法導入のインパクト
-学生の主体的学びと自生的FDへの展開-』
- 11 京都ノートルダム女子大学 須川 いずみ・小山 哲春(人間文化学部英語英文学科)
- 『キャリアデータベースを利用した社会人基礎力養成プログラム』
- 12 夙川学院短期大学 森田 健宏・小林 伸雄(FD委員会)
- 『ピアスーパービジョン制度による教育実践研究紀要の運用と短期大学における導入期のFD推進の
可能性』
- 13 京都外国語大学 村上 正行(マルチメディア教育研究センター)
- 『京都外国語大学における授業評価アンケート・FDの取り組み』
- 14 京都産業大学 森 洋(教育支援研究開発センター)
- 『京都産業大学におけるFD活動の新しい特徴と変化』
- 15 京都橘大学 横田 冬彦(文学部)
- 『オリターが養成する学習コミュニティの形成』
- 16 滋賀県立大学 倉茂 好匡(教育実践支援室)
- 『滋賀県立大学における全学規模での授業改善活動』
- 17 大阪成蹊大学 福永 栄一(現代経営情報学部)
- 『授業評価アンケートを中心に進める組織的FD -きっかけは、携帯電話の利用-
-学生とのコミュニケーション、手作り教育をキーワードとして-』
会員校間のピアレビューは、総会までに事前に指定されたポスターの原稿を一読して、会員校にコメントを用意してもらう「指定校用コメント」と、総会当日の参加者が自身の興味関心に応じて自由にコメントを付ける「参加者用コメント」の2種類を設定した。これらのピアレビューコメントは、報告会および情報交換会の時間帯にポスターの横に掲示されて参加者が読めるようにしたほか、MOST内のオンラインコミュニティ上および冊子媒体にて、後日会員校の教職員のみに公開し、共有することになっている。
■アンケートより
総会時に回収したアンケートの結果から、「FD活動の報告会」に関する箇所を抜粋して、その結果を報告する。「ポスターセッションの満足度」について尋ねたが、有効回答数57件のうち、「5 非常に満足している」22件、「4 まあまあ満足している」30件、「3 どちらともいえない」3件、「2 あまり満足していない」2件、「1 全く満足していない」0件と、5件法の評定平均値が4.26となり、本取り組みが参加者にとても好評であったといえる。自由記述からは、「すべての参加校がポスターを出すともっとよかった」「(ポスターの原稿を)配付資料として準備していただければよかった」「ピアレビューの文字はもう少し大きくてもよかった」などの意見が得られた。時間帯の設定については意見が分かれたが、発表の時間が短いとの記述がやや多かった。
「FD活動の報告会」は次年度も継続して実施していきたいと考えているが、これらのアンケート結果を参考に、取り組み自体も改善していきたい。
「FD活動の報告会」の様子
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
FD活動の報告会担当:酒井博之(京都大学)











