活動 - FD共同実施WG - ワーキング・グループの活動報告

【活動報告】「アクティブラーニング研修会」(滋賀県立大学)(2016年3月23日(水)開催)

2016年3月23日(水) 10:00~17:00
滋賀県立大学 交流センター 研修室1-3

◇概要

 2016年3月23日(水)、滋賀県立大学教育実践支援室では、FD活動の一環として上記の研修会を開催しました。
 この研修会は関西地区FD連絡協議会との共催事業として開催し、滋賀県立大学関係教員に加えて、他大学からもご参加いただきました。
 今回の研修会は、本学の教育・学生支援担 倉茂理事を講師に「アクティブラーニング」をテーマとして開催しました。概要を以下で紹介します。

【第1講】 アクティブラーニングの基本

 まず始めに、授業を行う上での問題点をテーマに、それぞれ専門分野が違う参加者で構成されたグループで意見交換をしました。授業に関心を示してくれず理解度に差が出たり、レスポンスペーパーの丸写しをする学生がいたり、ノートを取らなかったり居眠りしてしまう学生にどう対応すればよいのかなど、それぞれの参加者が抱える悩みを共有していただきました。
 講師からは、授業に参加させるにはアクティブラーニングが効果的であり、グループワークを実施する際には、予め班分けをしておき、座席指定をしておくことでスムーズに始められるとの話がありました。また、アクティブラーニングは学生に"作業させる"ことが基本なので、最初から討論などの高度な内容が導入できなくても、学生同士で相談をさせたり、教材を読ませたりといった簡単な作業から導入していくと学生が参加しやすくなるとのアドバイスがありました。

【第2講】 授業にアクティブラーニングを導入するコツ

 第2講では、具体的な事例を使い、授業にアクティブラーニングを導入するための工夫が紹介されました。例えば、課題を与え、解いた人は解けなかった人に教える、解けなかった人は解けた人に質問をするといったグループワークを取り入れるだけで、学生は能動的に授業に参加するようになり、更には、他人に教える経験を得ることで学習の定着度が非常に高くなります。
 ほかに有効な取り組みとして、反転授業も紹介されました。反転授業とは、通常、授業では基礎的なことを教え、復習として応用事例の宿題を出すこととは逆に、基本的なことは事前に予習させておき、授業で応用事例を扱うことです。反転授業を取り入れることで、授業では具体的な事例を用いたグループワークに入りやすくなると紹介がありました。
 その後、教材VTRを視聴し、その素材で、どのようなグループワークを組み立てることができるかを判別に討議しました。

【第3講】 授業内容改善ワークショップ

 第3講では、実際に受講者が担当している科目を用いて、90分の授業時間内でどのように個人ワークやグループワークを行うかを盛り込んだ授業展開案を作成しました。展開案作成中も、どういった具体的事例を入れたらよいかなど積極的な質問がありました。
 個人ワークで作成した展開案をグループ内で共有し、効果的にアクティブラーニングを取り入れるにはどうするべきか議論を行い、グループ内で出たユニークな意見を代表に選び全員で共有しました。
 グループワークにいきなり入るのではなく、個人ワークを行ってからグループワークに入ると学生の意見交換が活発になるなどのアドバイスがありました。

 参加者からは、「反転授業の方法について他の学部の先生方から新しい視点がいただけたのが参考になって」という声や、「グループワークと個人ワークの使い分けや、学生への問題提起の方法が大変参考になった」いう感想に加えて「アクティブラーニングの導入方法について具体例豊富な説明でわかりやすかったので、さっそく担当授業」でも工夫して実践してみます。」など積極的な意見がありました。また今後の研修会で取り上げてほしい内容として、「話し方のテクニック」や「障がいをもつ学生への対応のしかたについて」などが寄せられました。

研修の様子




【主催】滋賀県立大学
【共催】関西地区FD連絡協議会


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