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【活動報告】「授業の基本」研修会 -授業の基本と授業づくり-(滋賀県立大学)(2016年4月23日(土)開催)

2016年4月23日(土) 10:00~17:30
滋賀県立大学交流センター 研修室1-3

◇概要

 2016年4月23日(土)、滋賀県立大学教育実践支援室では、FD活動の一環として「授業の基本研修会-授業の基本と授業づくり」を開催しました。この研修会は、関西地区FD連絡協議会の共催事業となっており、滋賀県立大学関係教員に加えて、東洋食品工業短期大学からもご参加いただきました。

 今回の研修会は、この4月から着任された初任教員向けプログラムとして開催され、「授業の基本と授業づくり」のタイトルのとおり、授業を行う上で必要となる基本的なスキルや心構えを中心に、3つのプログラムを実施しました。研修会の構成と概要は以下のとおりです。


第1講:授業の基本①-基本の基本-(10:00~12:00)

 「悪い授業」と「良い授業」の実演にはじまり、学生を惹きつける授業を行うための基本的なスキルについて以下のような具体的なレクチャーがありました。



〔チョークの使い方〕 親指、人差し指、中指の3点で持ち、人差し指で筆圧を加えることでハッキリと書ける
カラーチョークは蛍光カラーを使うことで発色が見違えるほど変わる
色盲の学生にも配慮した配色を考えること
〔発声法〕 腹式呼吸を意識し、あごを引いた状態で、声を5メートル先に届けることを意識すると教室の後ろまで声が通り、"学生が聞く"話し方ができる。
大事なことを伝える前は、"間"をおくことで学生に注目させる
〔視線・動き〕 黒板の前から離れて、机間巡視をすることで学生が居眠りすることや携帯を操作することを防ぎ、"授業に参加させる"ことができる
目線をパソコンや教材のほうばかりに向けず、教室全体を見渡すように話すことで声が通り、学生も顔を上げるようになる


第2講:授業の基本②-授業展開上の罠-(13:15~15:00)

 大学教員の授業陥りやすい授業として一番多いのが、具体的な事例を示さずに総じて結論だけを大きく取り上げてしまうことが指摘され、こうした「結論大好き症候群」・「具体性欠乏症」に陥らない法として、学生に興味を持たせるための授業展開パターンを具体的に提示しながら、授業の目的に沿った効果的手法について講義を行いました。

 また、教材研究の重要なポイントとして、興味を引くための導入"つかみ"と、授業を通してこれだけは学ばせたいというポイント"ヤマ"をどのように落とし込んでいくのかについて説明がありました。


第3講:授業づくりワークショップ(15:15~17:30)

 第1講および第2講で学んだ授業づくりのスキルを生かして、実際に「野菜炒めの作り方」をテーマに授業構成を考えて、グループごとに模擬授業を実践した。学生に発問をしたりメモを取らせることで次の授業展開に繋げるテクニックや、授業中の動き(板書後の立ち位置や机間巡視のタイミング)のコツ、授業内容の"ヤマ"への展開方法について、実践を通して学び取ってもらいました。

 参加者からは、「グループワークを通して授業構成を考えることで自分だけではできない授業の組み立てを考えることができた」という声や、「発問をもっと多く取り入れたい」という感想が聞かれ、研修会に参加したことで、今後の授業ですぐに役立つ技術を修得していただきました。また、「ペアワークやグループワークのコツを知りたい」という意見や、「パワーポイントの効果的な使用方法やポートフォリオ評価についても研修を受けたい」という積極的な声をいただきました。

研修の様子




【主催】滋賀県立大学
【共催】関西地区FD連絡協議会


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