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【活動報告】第80回公開研究会(京都大学)(2009年11月14日(土)開催)

「学生の声から探る教育改善の課題
-京都大学工学部の授業アンケート・学生調査を通して-」

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 2009年11月14日(土)、京都大学 吉田南1号館共311室において、本協議会共催の京都大学高等教育研究開発推進センター第80回公開研究会「学生の声から探る教育改善の課題-京都大学工学部の授業アンケート・学生調査を通して-」が開催されました。当日は、参加者が60名を超える盛況となりました。

 研究会は、大きく分けて、前半の話題提供と後半の指定討論・ディスカッションの2部構成で進行されました。まず、米谷 淳氏(神戸大学 大学教育推進機構 教授/関西地区FD連絡協議会 研究WG 主査)より開会の辞が述べられました。その後、大塚雄作氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授)より、「工学部プロジェクトの展開と授業アンケート結果の概要」という表題で話題提供があり、続いて及川 恵氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター 特定准教授)より、「卒業時学生調査の結果-心理的適応に焦点を当てた検討-」という表題で話題提供がありました。この2つの話題提供を通じて、京都大学工学部の授業アンケート・学生調査の概要と調査分析結果の詳細が提示されました。

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 これに対して後半には、まず田中利幸氏(京都大学大学院 情報学研究科 教授/京都大学 工学部 新工学教育プログラム実施専門委員会 委員長)より、「工学部における検討状況+α」という表題で指定討論があり、京都大学工学部の内側からみた授業アンケート・学生調査の現状と課題が提示されました。続いて松本和一郎氏(龍谷大学 理工学部 教授/関西地区FD連絡協議会 研究WG 委員)からは、「京都大学工学部の授業アンケート・学生調査について」という表題で指定討論があり、ご自身の所属大学での授業アンケートの経験を踏まえた上で京都大学工学部の授業アンケートについての見解が述べられ、それぞれの大学に共通した授業アンケート・学生調査の課題が提示されました。さらに、高野 明氏(東京大学 学生相談ネットワーク本部 学生相談所 講師)より、「学生の声から探る教育改善の課題-京都大学工学部の授業アンケート・学生調査を通して-」という表題で指定討論があり、日頃、学生相談に携わる立場から、学生支援の視点からみた学生調査の魅力や課題について提示されました。最後に、山田礼子氏(同志社大学 教育開発センター 所長)からは、「学生調査からみる学生の状況へのコメント」という表題で指定討論があり、わが国や世界における学生調査研究の系譜や高等教育の動向などマクロ的な視点を踏まえ、今日の大学における学生調査の位置付けと課題について提示されました。その後、会場内からの質疑に対する応答とディスカッションがおこなわれました。

 最後に、田中毎実氏(京都大学 高等教育研究開発推進センター センター長・教授/関西地区FD連絡協議会 代表幹事校 代表)が研究会を総括して、公開研究会を締めくくりました。

 4年間に及ぶ授業アンケートに基づく定点観測と卒業生調査の結果分析を事例に、様々な角度や視点から質の高い議論が繰り広げられ、京都大学のみならず、広くわが国の大学における教育改善に資するべき授業アンケート・学生調査の方向性に対して、意義ある問題提起がなされた研究会となりました。

研究会の様子

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