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【活動報告】FD講演会「MOOCと反転授業-ICTで変わる大学教育」(2013年9月19日(木)開催)

2013年9月19日(木)
神戸大学

◇概要

神戸大学大学教育推進機構では、9月19日、東京大学大学院情報学環准教授の山内祐平氏を講師にお迎えして、関西地区FD連絡協議会との共催で「MOOCと反転授業-ICTで変わる大学教育」と題するFD講演会を開催した。学外からは13名、学内からは35名の参加があった。

山内氏は大規模オンライン授業(MOOC)の現在における進行状況を概説され、特に日本から東京大学も参加して話題になっているCOURSERAについて詳細に紹介された。そして、MOOCは大学教育のあり方にどのように影響するのかと問いかけ、現在二つの考え方―根本的に大学教育を再編するという考え方と一時的で些少な影響しか及ぼさないという考え方―を示された。山内氏自身の見解は両者の中間にあるということである。それはすなわち、MOOCの広がりに伴い、従来の教室で講義をききそれを元に自宅で演習問題、課題に取り組むという形式の授業が、講義を宿題として自宅でオンライン視聴し、講義で習得した知識をもとにして授業時間内に演習をするという「反転授業」と化すというのである。反転授業は、既にアメリカの中等教育で優れた取り組みがあるが、今後高等教育においてもMOOCの広がりとともに進むのではないかとの認識を示された。

そして、この反転化に伴い、演習形式に適した教室として山内氏自身が設計された東京大学のアクティブ・ラーイング・スタジオが紹介され、また学生達が授業時間外のオンライン講義で身につけた知識をもとに議論し、課題に取り組むスペースが大学内に必要になるとして、ラーニング・コモンズの設計、運用の方法などについて概説された。

現在最も注目されているMOOCの状況についてコンパクトかつきわめて的確に紹介されるとともに、MOOCがもたらすと考えられる大学授業の変革にあわせて授業空間、学習空間をどのように設計するべきかをわかりやすく明快に論じられ、講演終了後に参加者と活発な討論があった。

【主催】神戸大学
【共催】関西地区FD連絡協議会FD共同実施WG


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