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【活動報告】「高等教育進化論:グローバル化・オープン化・フラット化 の時代に大学・教員・学生はどう変わるのか」(神戸大学)(2014年2月3日(月)開催)

2014年2月3日(月)
神戸大学 大学教育推進機構

◇概要

 神戸大学大学教育推進機構では、2月3日、京都大学高等教育研究開発推進センター教授の飯吉透氏を講師にお迎えして、関西地区FD連絡協議会との共催で「高等教育進化論:グローバル化・オープン化・フラット化の時代に大学・教員・学生はどう変わるのか」と題するFD講演会を開催した。学外からは7名、学内からは10名の参加があった。
 飯吉氏はこれまでの日本の高等教育を「地場産業」と見て、安穏と過ごしてきたために現在の急ピッチのグローバル化に「自転車操業」ともいうべき場当たり的な対応しかできていないと分析する。そこで、京都大学を事例にしながらオープン化を紹介し、また飯吉氏自身が出演した『NHKクローズアップ現代』をひきながらMOOCSに言及し、オープン・コースウエアは、大学が組織として参戦するものではなく、教員が個人として参戦するものであり、スター教授の「バトル・ロワイヤル」であると述べる。さらにピア・インストラクション(基礎的な概念や手法に対して学生の注意を集中させながら、講義中の学生同士のインタラクションを通じ深い理解を促す教授・学習方法)に言及し、旧来のパイプライン型の学習ではなくネットワーク型の学習の中で「互いに学び教え合うこと」、「学ぶために教え、教えるために学ぶこと」の大切さを強調する。そして、現在のグローバル化、オープン化、フラット化が進行すれば、「大学の使命は、学問を通じての、師弟関係に収斂されていくのではないか」というピーター・ドラッカーの言葉を引き、「その師弟関係すらも変容しつつある」と述べる。そしてオープン・エデュケーションは必然的な流れであると結論づける。短時間に次から次へと刺激的な言葉が飛び交う密度の濃い講演で、講演終了後に参加者との間で活発な議論が交わされた。

 


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