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【共催】第83回公開研究会(京都大学)

 「大学教育におけるポートフォリオの活用
-授業改善からカリキュラム改善へ-」

2012年2月12日(日) 13:30~18:00(受付開始13:00~)
場所:京都大学百周年時計台記念館・国際交流ホール



概要
近年、分野別質保証の議論などを契機として、カリキュラムを改善するための方策や仕組みに関心が集まっている。これまでは、授業改善が個人の営みの中で閉じられてしまい、カリキュラム改善につながらないという課題があった。それは、個々の授業で何をどのように教えているのかという具体的な実践を可視化し、教員間で共有することの難しさが背景にあるといってよい。この解決の手立てとして、コースポートフォリオやカリキュラムマップを用いた取組が始まっている。本シンポジウムでは、これらの具体的な事例をもとに、個人レベルの授業改善と組織レベルのカリキュラム改善との往還を可能とするためのコースポートフォリオ活用の可能性について議論する。

基調講演 ダニエル・バーンスタイン(カンザス大学、ISSOTL次期会長)
「ティーチングにおける知的活動の表象:教授・学習を可視化する」」

 カンザス大学心理学教授、ティーチング・エクセレンス・センター長。人間の動機づけや学習に関する研究を推進しており、近年は対面とオンラインのブレンド型コースにおける学生の理解の発達について研究をおこなっている。前任校のネブラスカ大学では、コースポートフォリオの作成とピアレビューにもとづく5大学の連携プロジェクト "Peer Review of Teaching" を主導した。その成果は、著書 "Making Teaching and Learning Visible: Course portfolios and the peer review of teaching"(Anker Publishing)にまとめられている。現在は、大学の大規模授業におけるライティング・批判的思考・ライブラリースキルの向上支援や、授業改善において教授上の効果を高めるためのアセスメントの利用に関するプロジェクトを遂行している。ネブラスカ大学Academy of Distinguished Teachers会員、1998年カーネギースカラー。"The Behavior Analyst" 編集委員長、実験的行動分析学会会長を歴任。

■参加費:無料(情報交換会は5,000円、学生3,000円)

■参加申込:定員に達したため、申込受け付けは終了しました。

■情報交換会:2012年2月12日(日) 18:00-19:30 会費5,000円(学生3,000円)
キャンセルの方は2012年2月5日(日)までにご連絡下さい。
会費は、当日受付にて現金でお支払いください。
申し込みをされて当日お越しにならない場合には、後日請求をさせて頂きます。あらかじめご了承下さい。

■問い合わせ先:京都大学学務部共通教育推進課管理掛 
e-mail:730center[at]mail2.adm.kyoto-u.ac.jp([at]を@に置き換えてください。)

※同時通訳あり
本プログラムのチラシはこちら(PDF:5MB)からご覧ください。


プログラム

□開会挨拶 13:30~13:35
田中毎実 (京都大学高等教育研究開発推進センター長)
□趣旨説明 13:35~13:40
田口真奈 (京都大学高等教育研究開発推進センター准教授)

□第一部 基調講演 13:40-14:40
ダニエル・バーンスタイン(カンザス大学、ISSOTL次期会長)
「ティーチングにおける知的活動の表象:教授・学習を可視化する」

授業実践は、その手続きや結果、そして振り返りという全体像で捉えなければならない。自分が授業で何を行ったかを思い起こし、その授業で学生に学びが生じたかを確かめることによって、我々はティーチングの質をもっとも高めることができる。そのようにして確かめられたことは、他の教員が新しく効果的なコースを創る際に利用可能である。また、教授デザインを記述し、学生の理解力を測る際に用いた課題を示し、学生の学習のサンプルを提供することによって、教えるという専門的な仕事に対するエビデンスを残すことも可能である。こうしたポートフォリオを作成することで、教員は、それぞれの授業の構成要素がいかに、お互いに、概念的あるいは機能的に関係しあっているかということがわかるようになる。  本講演では、 ティーチングにおける知的活動の様々な構成要素を描き出すことができるような、個人の授業改善やプログラムの遂行に有益なポートフォリオの作成例を紹介する。また、教員の「アカデミックライフ」の中で、これらのポートフォリオをどのように作成し、また利用するのかに関するFDの方法論についても紹介する。

14:40-14:50 休憩

□第二部 事例報告&ディスカッション 14:50~17:50 
〈事例報告〉
「各報告の位置づけについて」
酒井 博之(京都大学高等教育研究開発推進センター 特定准教授)
「藍野大学におけるコースポートフォリオの実践報告」
平山 明子(藍野大学医療保健学部 准教授)
「大阪府立大学高専におけるコースポートフォリオ活用」
土井 智晴(大阪府立大学工業高等専門学校総合システム学科 准教授)
「カリキュラム・マップを活用した組織的カリキュラム改善」
小川 勤(山口大学大学教育センター 教授)

〈コメント〉
ティーチングポートフォリオの視点から
栗田 佳代子(大学評価・学位授与機構 准教授)
SOTLの視点から
ダニエル・バーンスタイン
ICT利用の視点から
飯吉 透(京都大学高等教育研究開発推進センター 教授)

□17:50 閉会挨拶
大塚 雄作(京都大学高等教育研究開発推進センター 教授)

□18:00~19:30 情報交換会

主催:京都大学高等教育研究開発推進センター
共催:関西地区FD連絡協議会FD共同実施WG


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